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アフリカ理解プロジェクトとは
アフリカ理解プロジェクトは、元ケニアJICA青年海外協力隊員が中心となり、2003年社会貢献活動として設立した非営利団体(NGO)です。可能性を持ちながらも課題を抱えるアフリカへの関心(国際理解)を高め、アフリカと日本の活力へとつなげるため、様々な試みに取り組んでいます。が入ります。
ミッション
アフリカ理解プロジェクトは、
・アフリカへの理解を通じて地球市民を育成します
・世界に開かれた日本社会を実現します
・困難に直面するアフリカの人々を支援します
・アフリカと日本・世界を結ぶ機会を提供します
なぜアフリカなのか?
頻発する干ばつや主要な輸出産品の国際価格の下落で、多くの困難に直面しているのが現在のアフリカです。国の経済が不安定なため十分な社会サービスがなく、多くの乳幼児が小学生の年齢に達する前に、マラリアや肺炎、下痢などで命を落としています。子どもたちだけでなく大人も問題を抱えています。アフリカでは、約2500万人以上の成人と子どもがエイズに感染しており、すでに1,700万人がこの病気で亡くなっています。エイズが原因で働き盛りの人たちの人口が減り、国の経済がさらに悪化するという悪循環が続いています。またこのような国の状態から、子どもたちが教育の機会を受けられず、子どもが本来持つ可能性や力が発揮できずにいることを、私たちはたいへん憂慮しています。
アフリカがこのような状況にあることは、みなさんもすでにご承知のことだろうと思います。日本には、あらゆるモノや情報が溢れています。私たちはこの豊かさのなかで、快適な生活を送っています。その豊かさを享受することは、もちろん悪いことではありません。みな相応の努力をして、その豊かさを手に入れたのですから。ただこの豊かさが、世界の国々との相互依存のうえに成り立っていることは、忘れてはならないと思います。エネルギー、食糧、労働力、どれをとっても、今や日本は日本にあるモノや人だけで生活することはできません。
私たちは、アフリカの悲惨な状況にだけ目を向けよう、といっているのではありません。「相互依存というパートナーシップに立ったうえで、アフリカのために私たちに何ができるか考えよう」と呼びかけているのです。私たちは、アフリカの困難な状況とともに、日本の人たちにアフリカの多様性と可能性も知ってもらいたいと思っています。アフリカ大陸には、55の国と地域があり、800種類以上の言葉が使われ、それぞれの国の歴史、政治、自然、文化にもとづいた多様性に富んだ暮らしが営まれています。アフリカ大陸と人々の暮らしの中にある多様性を知ることは、豊かな生活をしながらも閉塞感に包まれた私たちに「よく生きるとは何か」というヒントを与えてくれるはずです。
私たちの活動は、ささやかなもので、こうしたアフリカの現実にどのくらい寄与できるか分かりません。しかしながら、アフリカ、日本、多くの人たちと協力関係を築き「よりよい世界をつくる」そういう志(こころざし)を持ちつづけ、活動していきたいと思っています。
2003.01記
団体概要
名称:アフリカ理解プロジェクト Africa Rikai Project(ARP)
代表:白鳥くるみ
所在地:〒146-0093 東京都大田区矢口1-11-8
電話:03-3758-5665
設立年月:2003年4月
アフリカ理解プロジェクトの定款
決算書
2013年度~
*2020年度から会計年度の区切りを1月1日~12月31日に変更しました。