農業の厳しさを再認識する
農業普及員に聞いたところ、今回のようなひどい雹は初めてだが、あることはあるといいます。経営規模の小さな農民たちは、この被害で心を痛めているに違いありません。ほとんどの作物は播種し直さなければならないので、費用と労力がかかります。それに、収穫時期がさらに遅れるため、食糧不足の心配もしなければならないのです。
しかし、この日の雹による農作物への被害についてはニュースや新聞等で報道されることはありませんでした。日本では雹の被害はすぐに全国版で報道され、すぐに被害額が推定され、これを基に保険が下りたり、救済策が検討されるのに。そう、ウガンダには自然災害に遭った農民に対する救済システムは存在しないのです。
途上国における農業の厳しさをあらためて実感した出来事でした。
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