アフリカ理解
  アフリカ理解プロジェクト 総合学習・国際理解・国際協力・開発教育 ホーム
なぜアフリカなの?FAQメンバーズブログゲストブックAfrican Newsお問い合わせ
アフリカを教室に











 


*アフリカ理解プロジェクトの本「アフリカンキッチン」のレシピを使って行われた交流会の報告が「ハロハロプロダクツ」さんから届きました。

【実施日時】2012年3月4日(土)12:00-14:00
【場所】   桃園あおぎり館ランチルーム
【主催】   ハロハロプロダクツ
【協力】   パルシステム東京市民活動助成基金 アフリカ理解プロジェクト NPO杖とランドセル 
【参加者】  大人18名 子ども12名 スタッフ5名
【講師】   ベルナール・アッカさん(タレント・格闘家/コートジボワール国籍)

1. アフリカのイメージを伝え合う自己紹介

30人の参加者が6個のテーブルに別れて自己紹介。
アフリカに対するイメージを伝え合いました。

2. アフリカ・クイズ

6グループ対抗で、アフリカについての豆知識クイズをしました。
飛行機で何時間?や公用語、一般的な飲み物に関するクイズのほか、アフリカを分割したのはヨーロッパ、とかもともと自生している食べられる植物(バナナ)などのちょっと考えさせられるクイズも入り、イメージと実際のギャップなどを改めて知ったことも多かったと思います。

3. チョコレートでつながる日本とアフリカ・クイズ

じつは身近にアフリカで生産された「もの」にあふれる生活をしている私たち日本人。その中でも子どもにも身近なチョコレートの原料であるカカオ生産をテーマに、どこの国が生産量1番か、とか日本は世界で6番目に消費しているとか、生産と消費の国が全く違う現状を考察する、ちょっと大人向けのクイズを行いました。その中で、現在注目されているフェアトレードのカカオ生産の取組みについても紹介。ガーナで加工されたチョコとフェアトレードのチョコを食べてみる時間も設けました。

4. アフリカのこどもの遊び

ベルナールさんに教わりながら、2人1組で足を使った遊びを楽しみました。
 足でグー、チョキ、パーの3種の形を作ることができ、2人でタン・タン・タンのリズムで一つの形を出し、ともに同じだったらゲームリーダーになっている方の勝ち、違ったら相手の勝ち、というゲームで全身でリズムを刻む遊びを体感しました。

5. アフリカ料理で昼食

チキンマフェとガーナ風春巻き、そしてはじめからテーブルに置いたスナックシムシム・ハニースティックの3品。飲み物はアフリカンプライドの紅茶とコーヒーを用意しました。紅茶は大変好評でした。

6. ベルナール・アッカさんトークショー

まずはベルナールさんの背景として、ドイツ、コートジボワール、日本とまたいで成長してきたご自身のお話を聞きました。そして、日本よりちょっと小さい国コートジボワールでは、約東京都民の数の住民が生活しているんだよなどとわかりやすくコートジボワール紹介をしてくれました。換金作物として綿花産業もさかんだったり、昨年度の内戦の話も出ました。またコートジボワールの人々は親日家が多く、日本の自動車産業企業名が親しまれていたり、空手などの格闘技が親しまれていたりするとのこと。さらに、私たちがイメージするような野生動物は、現地でも動物園にいるものでその辺をうろうろしているわけではないということなど、偏見を覆すお話も多かったです。気温に関しても日本の夏の体感温度は逃げ場がないが、アフリカは木陰に入れば涼しいことなど過ごしやすさも知りました。最後に、コートージボワールは明るい人が多い国だけれどもけっして経済的に豊かな国ではなく観光業で国を盛り上げようとしているので、一番の支えはみなさんがコートジボワールに観光に来ることだと強調されていました。日本の中で、カカオの消費大国であるならコートジボワールのカカオもフェアトレードでチョコレートとして日本にくるようになるといいと言及して下さいました。

7. 交流

ベルナールさんが各グループをまわり、一人一人の質問に答えていきました。また、同じグループ内や子どもたち同士での交流も行われました。

【参加者の感想など】

不満の回答はなく、全員が満足のいく内容と回答いただきました。  
・クイズがちょっと難しいけどおもしろかった。
・おいしい料理とともにアフリカへの理解が深まった。
・ アフリカへの興味がわいた!行ってみたい。
・ ベルナールさんが親善大使のようで、コートジボワールを身近に感じた。
・ 子どもが楽しそうだったのがよかった。

【成果】

目的としていた、様々な年齢層がともにプログラムに参加しながら、アフリカを身近にするという点はほぼ達成したと考えます。クイズ形式にしたことで消費と生産の関係性も子どもも一緒にしっかり考えられました。また、子どもの遊びなどを一緒にしてみることでより身近に感じられたコートジボワールが、じつは経済的に豊かではなく今努力しているという講師の話に、参加者は真剣な表情を見せ、私たちの力では何ができるのか考えているようでした。お金をあげる支援ではなく、現地に観光に行くこと、私たちが口にするチョコレートや紅茶などを意識することで、お互いの発展につながるという可能性が示唆されたことは参加者たちにお金ではない「新しい支援のかたち」を心に残したのではないかと思います。

実践例トップに戻る

www.shiratoris.com www.PositiveAfrica.net
アフリカ理解プロジェクト 総合学習・国際理解・国際協力・開発教育
Copyrights 2012 Africa rikai Project