アフリカ理解
  アフリカ理解プロジェクト 総合学習・国際理解・国際協力・開発教育 ホーム
なぜアフリカなの?FAQメンバーズブログゲストブックアフリカ大陸情報お問い合わせ
アフリカを教室に














生徒たちの報告書
 

〔講座〕公文国際学園(横浜市) 

インタレストスタディーズ
「アフリカ料理に挑戦!」



〔日時〕2007年10月15日(月)〜18日(木)

〔ねらい〕

学校行事の一つであるインタレストスタディーズは、通常の授業ではできないような企画を教員が提案し、生徒が企画を選択して4日間かけて集中的に学ぶものです。今年度は「アフリカ料理に挑戦」という講座を設け、食生活を中心にアフリカの豊かな文化を知り、興味を持ってもらうことをねらいとしました。

〔講師〕

アマドゥ・トゥンカラさん(画家)
飛田八千代さん(アフリカ理解プロジェクトサポータースタッフ)

〔内容〕

1日目 アフリカの食生活概論 
2日目 JICA地球ひろば訪問 カフェフロンティアにてアフリカ料理の試食
3日目 アフリカ料理のオリジナルレシピ作成
        在日アフリカ人の方とのフリートーキング
         〜セネガル人画家 アマドゥ・トゥンカラさんを囲んで〜
4日目 アフリカ料理の調理実習
        アフリカンキッチンのレシピおよびオリジナルレシピを調理する
        アフリカの台所事情 〜飛田八千代さんによるスライドショー鑑賞〜

〔参加者の感想〕(抜粋)

*アフリカ料理は現地の食材がないと作れないものかと思っていましたが、意外と近くにあるもので作れるんですね。少々口に合わないものもありますが、アフリカ料理はとてもおいしかったです。アフリカのイメージがいろいろな意味で180度変わりました。(中1)

*初めて本物のアフリカ人に会いました。背が高くて髪がクルクル? で私が想像していた通りの人でした。アフリカ人からみた「日本」など多くのことを知ることができました。(中2)

*最初は貧しいとか怖いとか、マイナスのイメージがあったけど、4日間を通していろんな文化とか、日本では食べられない食べ物があることなどを知って、いいイメージを持った。(中2)

*彼らは最新技術よりも彼らの文化を大切にし、守ることを優先しているようだ。だからこそ、植民地化されても、彼らの文化が今もなお続いて、受け継がれているのだと思う。(高1)

*私たちが持っているおおざっぱなその国に対するイメージ、または偏見は1回見直すべきだと思いました。その国を自分で調べ、そこで初めてその国が少しわかるのです。(高1)

*自分たちで作ったアフリカ“風”料理はとてもおいしくできて、料理するのも楽しく、大満足でした。(高1)

〔担当教員の感想〕

日本に居ながらにして得られるアフリカの情報は、あまり多くないうえに内容が偏っているため、とかくマイナスのイメージを抱く人が多いと思います。アフリカと聞いて連想するものはまず貧困や内戦などですが、これは事実ではあっても一側面に過ぎないのだということを知ってほしいという思いから、この講座を設定しました。また「本物に触れる」ことにも重点を置きました。五感を通して味わえるよう、実際にアフリカ料理を作って食べ、アフリカ人の方と話をし、アフリカの写真を見る機会をできるだけ作りました。
結果は生徒の感想からも読み取れるように、企画者の予想をはるかに上回るものだったと思います。今回の経験をきっかけとして、これからも世界の様々な国や地域に興味を持ち続けていって欲しいと思います。
 最後になりましたが、これだけ充実した講座になったのも、ひとえにアフリカ理解プロジェクトの方々のご協力によるものです。当初アフリカンキッチンを使って料理をしよう、という漠然としたイメージしか無かったものが、様々なアドバイスを頂くうちにみるみる現実的なものになっていきました。この場を借りてお礼申し上げます。

岡東暁子 (公文国際学園教員)

生徒たちの報告書

実践例トップに戻る

www.shiratoris.com www.PositiveAfrica.net
アフリカ理解プロジェクト 総合学習・国際理解・国際協力・開発教育
Copyrights 2008 Africa rikai Project