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サバンナの草原にどっしりと生えるバオバブは、すでに多くの人に知られています。でも、バオバブが乾燥地に住むアフリカの人にとって、貴重な生活の資源であることは、あまり知られていません。アフリカ各地で利用されている「バオバブ十通りの使い方」を集めてみました。
- 若葉は野菜スープなど料理を作るのに使われる。ほうれん草に似た味がする。
- バオバブの木を燃やした灰は、塩化物を多量に含んでいるので塩の代りになる。
- さやと種は水に浸して飲み物を作る。また、炒めて食べても良い。
- 木の種は、ベーキングパウダーの素、クリームオブターター(酒石英)になる。
- 実の中にあるおがくず状のものは、燃やすと蚊を追い払うことができる。
- 木の皮はロープやバスケットになり、煎じて飲むと解熱剤になる。
- セネガルでは「バオバブ盆栽」がマーケットで売られ、よい商売になっている。
- バオバブの実の殻を使って民芸品、生活用品がつくれる。
- バオバブの種は、人々や猿(バオバブの、またの名はモンキーブレッド)のおやつになり、花は人々の目を楽しませ、蜜はこうもりの糧となる。
- 太い幹には水分がたくさん含まれている。喉の渇ききった人や象の命の恩人になり、さらに木のうろ(空洞)は住み心地のよい小屋となる。
アクティビティー例
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