西アフリカでおふくろの味と言えばやっぱりオクラシチュー(ソース・ゴンボ)!オクラはアフリカ原産の野菜でとてもよく食べられているソースです。燦々と降り注ぐ太陽のもと緑濃く大きく成長したオクラが市場で売られています。
今月はベナン人ママのビクトワールさんから教えてもらった海の幸を使った贅沢な一皿、ベナン風ソース・ゴンボです。
ソース・ボンゴ (Sauce Bomgo)
- 材料(4人分)
材料
生オクラ(輪切り) 30本
魚(イサキやイシモチなど) 中2匹
エビ(ブラックタイガーなど) 中10匹
煮干し(頭とはらわたは取る) 約50g
タマネギ 6分の1個
唐辛子(生) 1本(好みで調節)
パームオイル(赤) 大さじ2 (輸入食材店で購入可)
トマト 2/1個
重曹 小さじ2/1
塩 大さじ1
胡椒 少々
水 1000ml
チキンコンソメ 1個
揚げ油 適量
- 魚は鱗を取るなど下処理をして4等分に切り分け塩、胡椒する。
- エビも同じく殻、尾を取り塩、胡椒する。
- 魚とエビをキツネ色になるまで素揚げする。(水が跳ねるので十分に水気をとる。)
- オクラは1pの輪切りにし、タマネギは輪切りにする。
- タマネギ、唐辛子、パームオイル、トマトはミキサーにかけてソースにする。
- 鍋に水を入れ沸騰したらオクラを入れて潰すようにかき混ぜる。更に重曹を加えオクラ独特の粘りが出るまでかき混ぜる。
- オクラが煮えてきたらDのソースを入れ固形スープも入れ同時に揚げた魚やエビ、煮干しを加え更にアクを取りながら10分ほど中火で煮込む。
白いご飯はもちろんフーフーやウガリにも合う一品。重曹を入れるのはオクラの粘りを出しアクを取りやすくする為に必ず入れるそうです。ギニア湾に近い沿岸では生のオクラをよく使いますが、乾燥したサヘル地域などでは輪切りにして乾燥させたオクラにアフリカ版味噌のような発酵調味料、スンバラを入れて作ります。組み合わせも様々で今回のような魚介類だけでなく牛肉や鶏肉など使用するなど各家庭の好みが反映していて興味深いですね。
アメリカ南部ルイジアナではフランス料理のブイヤ・ベース、西アフリカ出身の奴隷たちが伝えたオクラ、豊富な魚介類が出会って生まれた名物ゴンボ料理があります。西アフリカ出身者には故郷を思い起こすお母さん料理ではないでしょうか。
それでは皆様召し上がれ(ボナペテット!)
(ARPサポーター:飛田八千代)
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