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2008年アフリカンフェスタ 「メディアインパクト調査」を振り返って 〜人との交流〜 サポーター 山崎瑛莉 アンケート調査のダイナミックでおもしろいところは、最初から最後まで人との交流によってなりたっている、というところだと思う。ひとつの大きなテーマのもとに小さなテーマを出し合い、調査項目を検討する。そのテーマに興味のある人が調査に参加し、たくさんの声を集めていく。そして一つの結果として発表する。今回は、「アフリカ」という大きなテーマのもと、「アフリカを題材にした視覚情報のインパクト」という小さなテーマを設定し、アフリカ理解プロジェクトのサポーターをはじめアフリカに興味のある人が参加して、アフリカンフェスタという場で170以上もの声を集めた。そして、その結果を分析し、「マイナスイメージがつきやすい映像だけでなく、アフリカの人々の普通の生活、音楽や食文化をメインにした映像が観たい」「アフリカが抱える問題も、正しい情報が知りたい」といった声を発表した。この一連の流れは、どれをとっても一人でできる作業ではなく、チームとしての連携が必要であることは明らかだ。 調査を終え、活動を振り返ってみると、「チームとしての連携」がいかに大切なことだったか、と実感する。たとえば、調査実施中におこなったボランティアのみなさんとのミーティング。調査開始時・終了時のほか、「途中経過報告」という時間をもったのだが、これがとても有意義であった。調査をしている段階での疑問点や意見交換、質問項目に対する確認と見解の統一、後半へ向けての調査戦略(ターゲットの重点をどこにおくか)などが話し合われた。これによって、調査にまとまりができたし、調査チーム自体にも一体感がもてたと思う。しかし同時に、こうした話し合いは調査項目を検討するときから実施するべきだったことだと反省もした。現場でアンケートをとる人たちが、質問項目に対して意見を交わし、実施し、分析結果を検討する。この過程を通して「チームとしての連携」がより深く充実したものになり、調査自体の精度もあがったことだろう。さらに、そうした丁寧な作業が、回答してくれる人たちへの責任とも言えると思う。 アンケート調査は、ひとつのテーマのもとで多くの人が交流し合い、その結果としてひとつの声を発信することができる。今回調査を実施して感じたこれらの意義と反省を生かし、次につなげていきたいと思っている。 2008年「メディアインパクト調査」(簡易報告書)(PDF5ページ 165K) 2008年「メディアインパクト調査」(完全報告書)(PDF25ページ 455K) |
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