〔講座〕公文国際学園(横浜市)
インタレストスタディーズ
「アフリカンクラフトをつくろう!(2)」
〔日時〕2014年9月22日、24日〜26日)
〔概要〕
本校のインタレストスタディーズは、担当教員が教科を離れた形で設定したテーマの講座を、希望者が受講する学校行事の一つです。例年は対象が複数学年だったものが、今年度から初めて中学1年生のみに変更になったため、2008年度に行った内容を一部変更して行いました。
〔内容〕
シアバター石けん作り(シアバター石けんの作り方)
ビーズアクセサリー作り
カンガファッションショー
貿易ゲーム
NPO法人を訪問
●石けん作り参考にした本
「はじめての手作り石けん」小幡有樹子 著 学習研究社 出版
●油脂と苛性ソーダの割合の計算
けん化価自動計算サイト
http://www6.ocn.ne.jp/~herieisa/Calculator.htm
〔参加者感想〕(抜粋)
*アフリカの人たちは、いろんな巻き方やいろいろな組み合わせのビーズアクセサリーを使って自分のオリジナルなファッションを生み出していておもしろいと思った。
*アフリカの人は、布1枚を服にしちゃうなんてとってもすごいと思った。
*初めはアフリカは貧しくて、人々は苦しい生活をしているんだろうと思い込んでいたけど、実際はカンガとか明るい一面もあることが分かりました。
*この活動を通して、今までアフリカは「怖い」や「不便」ということしか思ってなかったけど、プラスな点も見つけることができました。
〔担当教員の感想〕
アフリカの明るい面も知ってほしいという気持ちから、シアバター石けん作りやビーズアクセサリー作り、カンガファッションショーなどを行ったところ、受講前よりはアフリカを身近に感じてもらえたという実感があります。
一方で、近年日本でも注目を集めているシアバターを扱う上では、フェアトレードが必要視される現実も知ってもらいたいとも思い、シアバターや生徒たちにとっても身近なカカオを題材に、フェアトレードについて考える貿易ゲームを行ったり、NPO法人を訪問して児童労働についてのお話を伺ったりもしました。「フェアトレード」や「児童労働」という言葉すら知らなかった生徒にとっては、大変衝撃的だったようなので、今後も自分たちなりに勉強していってほしいと思いました。
岡東暁子 (公文国際学園教員)
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