ケニア 旅行会社の現地スタッフが教える：女性のおしゃれ 佐久間美津子（さくまみつこ）さん　２００８・８・２３ [自己紹介] １９７６年東京生まれ。日本の旅行会社に勤め、添乗員として中南米・アフリカ等数十カ国を訪問。そのなかでアフリカの持つパワーに圧倒され、アフリカと日本の架け橋になるようなことをしたいと決意し、ケニアへ移住。現在は在ナイロビの旅行会社勤務。

■おしゃれの第一ポイントは、ヘアスタイル

ケニアの女性が最も関心があるおしゃれのポイント、それはヘアスタイルだ。地肌からきつく編んだ極細の三つ編みを幾本も作る。ケニアへ来た当初、これはみな地毛だと聞いて驚いたのだが、実はつけ毛である。おしゃれにお金をかける女性は毎週、髪型を変えてくる。先週まではショートだったのに、今日から肩より長いロングヘアに変身していたりする。ケニア人の髪の毛は１本１本が細く縮れており、細かい三つ編みにすればほどけにくい。つけ毛をするには、毛の根元につけ毛を堅く結びつけ、その根元から地毛と一緒に編みこんでいく。ヘアサロンの値段は場所によってピンきりであるが、１回あたり1,000円程度から。

■どんな小さな村にもあるビューティサロン

どんなに小さな村でも、所狭しと野菜が積み重なるマーケットでも、必ずサロンが軒を連ね、数人がかりで一人の頭にかかりっきりになっている。1回髪を作りこむと、1,2週間はそのヘアスタイルを維持する。長い人では2ヶ月もキープするという。毎日シャンプーする習慣がある日本人には理解し難いが、ケニアの女性にとって、日本人よりも髪は女の命なのである。一方、縮れ毛のケニア女性にとって、ストレートヘアは永遠の憧れ。地毛のストレートパーマも人気がある。そして、雨の日にはスーパーのビニール袋を頭に被って、髪の毛を保護する女性の姿をしばしば見かける。

■おしゃれの第二ポイントは、爪

第二のおしゃれは爪。マニキュアはもちろん、通年サンダルを履くのでペディキュアも欠かさない女性が多い。魔女のように（！？）長い爪ではなく、指の長さにきちんと切りそろえた小さめの爪が主流だ。もしケニアの女性相手に何かお願いをするときは、髪型、爪を褒めてみよう。おしゃれなケニア女性のココロは、きっとイチコロのはず！？





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