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エチオピアベラ小学校
Mengesha校長先生から

地図の上では遠いアフリカですが、政府開発援助(ODA)、NGO活動、様々な製品や物産の輸出入を通じて、日本とアフリカはつながっています。アフリカの人たちは、日本をどのようにみているでしょう。アフリカ人たちのいろいろな声を集めてみました。

エチオピア オロミヤ州都アダマ ベラ小学校 Mengesha校長先生に聞きました。

 私は教員養成大学でディプロマを習得し、教師を7年、主任14年、教育主事を9年間やって、現職に就いています。学校という所は、本当にいろいろ興味深いことに出会える場所で、私立の校長というこの仕事に大変満足しています。

 日本という国にとても興味を持ったのは、「将軍」という本と「おしん」というTV放送を見たからです。若い頃にドイツに留学したこともあるので、ヨーロッパの社会、人々、文化を学ぶ機会はありました。でも日本のことは、本や情報もなく、どのような国なのかまったく想像がつきませんでした。エチオピアには優秀な日本の製品が輸入されていますから、「日本」という言葉はみんな良く知っています。でもほとんどのエチオピア人(学校で教える教師も含め)は、日本人がどんな人たちで、日本の文化・歴史がどうなっているか、日本と中国と韓国の違いがよく分かりません。「将軍」を読むまでは、私もそのうちの一人でした。

 あなたもご存知のように英文で書かれた「将軍」は、2015ページという長編で、読破するのは容易ではありません。私も読み始めたのはいいですが、418ページにたどり着くまで相当な時間がかかりました。なぜ418ページを鮮明に覚えているかというと、このページから日本の社会のシステム、日本という国がどう成り立っているのかが書かれていたからです。私は目から鱗の落ちる思いで残りのページを一気に読み上げました。それからです。日本のことがとても気になり始めたのは。

 「おしん」という番組がエチオピアで放送されたのは2年前です。私は2年間この番組を欠かさず見ました。「おしん」から日本とエチオピアに多くの共通点があることを知りました。学校に行けない子ども(特に女の子)がいたこと、子どもが家族のために働かなければならなかったこと、男尊女卑の社会であったこと、嫁姑の問題など、今まさにエチオピアで起こっていることそのままです。日本がこうした状態を乗り越えてきたことに尊敬の念を抱きます。そしてエチオピアもきっと日本のようになれると私は信じています。

Feb. 2005/インタビュー:白鳥くるみ

■日本に対するアフリカの人たちの声を募集しています。送り先info@africa-rikai.net


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