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エチオピアでお買い物:
星野貴子


一般企業で情報提供サービスに従事。CSR関連業務に携わった経験から、アフリカの開発や子女教育に興味を持つようにな りました。現在は、アフリカにおける「ジェンダー視点からの開発」と、それを支援する日本の「CSRと組織の経済」に関心があり、会社員、ボランティア、 大学生の3足の草鞋を履きながら、日本とアフリカをつなぐ情報の調査・管理・提供などを行っています。


名所旧跡の観光、名物を堪能するのも旅の楽しみではありますが、お買い物はやっぱり重要な旅の要素。そしてお買い物は、旅人でありながら、そこに住む人々と触れ合い、日常生活を垣間見ることができる貴重な時間でもあります。

 お買い物 事始め


エチオピアに向かう前に、日本円はUSドルに両替しておきましょう。そしてエチオピアブルへの両替は、ホテルにて。空港より、銀行より、ホテルの方が両替レートがよい(2008年9月現在)という不思議なお国。高級ホテルにはちょっとしたショップもあるので、両替ついでに品揃えや物価などもチェックできます。なお、現地では、ホテル内のお店=超高級店という感覚ですので、商品を購入するかどうかはスケジュールやお財布と相談を。)

お買い物は、お店選びから色々と試行錯誤するのが醍醐味なのではありますが、時間も限られ、お土産を捜すのに色々なところを廻るのが面倒・・・という向きにおすすめなのは、ハイレ・セラシエ・デパートメント・ストア。お土産ものの相場がわかるお店でもあります。デパートという単語が入っていますが、日本のデパートのようなお店ではありませんので、悪しからず。お土産だけでなく、日用品も見てみたいという方に手っ取り早いのは、市内随所にあるスーパーマーケット。アジスアベバには、上記以外にもスーパーマーケットが結構たくさんありますが、外資系スーパーでもないのに生鮮食料品以外はほとんどが輸入物。商品の原産国は、日米欧はもとより、トルコ、インド、マレーシア、中国、ブラジル、メキシコなどなど・・・これもグローバリゼーションの賜物でしょうか。そんな輸入物の単価は、日本のそれと同じ位のものも多く、山から薪を運んでくる女性たちの1日の稼ぎが150円位であることを考えると、庶民にとってどの位高級品であるかおわかりいただけるのではないかと思います。

 大都会・アジスアベバでお買い物

アフリカで最大のマーケットと言われるマルカート市場。ここにないものはないだろうと思われる広さ、そして多様さがあります。品揃えは、生鮮食料品や調味・香辛料、食器、仕立て屋を擁する布地、手芸用品、家具や布団(マットレス)、そして土産物などなど。とにかく広くて更に路地が込み入っているので、ガイドなしでは迷う可能性大。車で来るにも駐車場が圧倒的に少ないので、そういう意味でもここに来るにはガイドが必須かもしれません。

ところでこんなに大きい市場に、地元の人はいつも来ているかというと、実はここの商品も庶民にはちょっとお高め。(東京・上野のアメヤ横丁で毎日お買い物する人は、それほど多くないのと一緒ですね。)そんな人たちのために、アジスアベバの街角には、そこかしこによろず屋や野菜・炭などの直売所などがあります。

 

 ローカルマーケットでお買い物

ここまでは首都・アジスアベバでのお買いもののお話でしたが、これが地方になると様子は一転します。地方でも幹線道路沿いの町には小さなスーパーやよろず屋が一応ありますが、村になるとよろず屋はおろか週に1回開かれる市(マーケット)が唯一のお買い物の場所になるところも。私が訪れたメタハラの市には、野菜・果物などだけでなく、岩塩や香辛料、ハーブ類や庶民の友であるコーヒー豆の殻のお茶、ゴムタイヤ製の草履、洗剤を固めた?洗濯石鹸、外国からの古着らしき衣類、ビーズアクセサリー、家畜などが並び、規模としてはマルカートとは比べ物にもなりませんがなかなかの品揃え。らくだ市場での光景は、車好きの男性が集まるコンテスト会場を彷彿とさせました。もっとも写真撮影はNGなのが、車好きの集まりとちょっと異なるところ。なお、地方の村では英語が通じませんし、地域特有のマナーもありますので、興味がおありの方は、是非、現地の方(通訳/ガイド)と一緒にお出かけくださいね。
 お買い物 事納め

旅先でのお買い物に慣れるに従って、だんだん金銭感覚が現地化し、ケチ臭くなってくるのが、旅の常。特にローカルマーケットでのお買い物を体験してしまうと、他のところのものが高く見えてしまいます。エチオピアを旅立つ前には、エチオピアを訪れた時のようにホテルで両替することもできますが、それまでに現地通貨は使い切ってしまいたいところ。両替しても戻ってくるお金(US$)はわずかでしょうし、現地でのお買い物により、垣間見た人々の生活に少しは貢献できるかもしれません。お買い物につきものの値引き交渉も大切な人々との交流の場。相場以上にも以下にもせず、互いに気持ちよくお買い物ができる〜そんな達人になりたいものです。

●○アフリカをテーマにした授業・プログラムを推進するためのアイデアやヒントを集めたページです。http://africa-rikai.net/teachers/ideas/index.html
みんなさまからのティーチングアイデアをお待ちしています。info@africa-rikai.net

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