|
開催場所:JICA横浜
第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回
第4回セミナー(2013年2月7日)
稲泉博巳さん(東京農業大学准教授)
内容:西アフリカの食について話します。家に戻って、今日有ったことを家族そろって話しながら食卓を囲み、今日聞いたアフリカの食の話を『夕食の話題』として話してほしい。
[様々なアフリカ食]
主食は主にウガリ(東)・キャッサバ・ヤムイモ・タロイモ
カメルーンではキャッサバ・チマキ・バナナ(調理用)などの主食にキク科のドレという葉(ソウルフード)と魚やチキンが、ちょっと苦味が有って良く合う。
[食材のできるまで]
土を小山に盛ってマウンドを造成し、その上に苗木を植える。
マウンド造成は大変な作業で、最近は手仕事からトラクター(マセンドラというインドの機会が多い)を使う所もある。
収穫したキャッサバ→皮むき→チップス上にする→乾燥→粉にする→水を加えて練る→葉に包んで茹でる
キャッサバはブラジル原産
毒があるので毒抜きが必要(茹でて水にさらすなど)
生産→加工(皮むき・擦りおろし・脱水乾燥)→加熱(ガリ・フフ・ウォーターフフ)
Mr.ドーナッツで販売されている「ポン・デ・リング」はブラジルのキャッサバ(マンジョカ芋)のお菓子。
ナイジェリアに4 年間家族で住んでいた時に異邦人である自分たちは「オインボ」・「チャイニーズ」と呼ばれたが、外国人の少ない地域で、それが現地の人たちの食卓の話題になったかもしれない。
「食」・「食べ物」・「食事」はそれぞれ異なったものであり、私たちが食べる食事にはたくさんの人々が関わり、長い時間がかかっていることを想像したり話題にする事が出来るのではないだろうか。
参考資料:西アフリカの食~キャッサバってなに?~
|