講師の木俣さん
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開催場所:JICA横浜
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第6回セミナー(2013年2月17日)
木俣美樹男さん(東京学芸大学教授)
アフリカからインド、中国を経て、日本にまで伝播した雑穀には、シコクビエとモロコシがある。この2種はともに、トウジンビエと並んで、現在でもアフリカのサバンナ、半乾燥地域では重要な穀物である。シコクビエの料理ウガリはインドではムッダ、日本ではオネリと呼ばれている。モロコシはタカキビとも呼ばれ、これの料理キビ団子は桃太郎さんの大好きなキビ団子であったかもしれない。この他に、ササゲ、ヒョウタン(カンピョウ)、スイカ、オクラ、コーヒーなどもアフリカの各地で栽培化されて、いろいろな料理法をともない、遠く日本にまで、古くは縄文時代に、また現代にも、伝わってきた。
はじめに
「雑穀」というと、鳥の餌などといった、マイナスイメージが多くの人にありませんか?雑穀と一言で表されるけれど、その種類は実に多く、雑穀の起源の多くはアフリカやアジアです。アフリカ起源の雑穀が、世界ではどれだけ、どのように食べられているのでしょうか。また、人類がどのように農耕を始めたかという関心事は、その穀物の起源をたどることに起因します。
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以下、下記資料をご覧ください。
報告書:日本に伝播したアフリカ起源の栽培植物と料理~こんな作物もアフリカからやって来た~
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