アフリカ理解
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アフリカ理解:私のおすすめアフリカBOOK


アフリカい理解プロジェクトも本づくりをお手伝いしました。
「アフリカ学入門―ポップカルチャーから政治経済まで―」 船田クラーセンさやか編/明石書店 2010年




アフリカ理解プロジェクトが実施したコーヒー勉強会より、コーヒーの生産と貿易に関する講師の参考書籍リストです。

「コーヒー『こつ』の科学」 石脇智広/柴田書店
「おいしいコーヒーの経済論」 辻村英之/太田出版
「コーヒーが廻り世界史が廻る」 臼井龍一郎/中公新書
・「エチオピアのコーヒー生産者とフェアトレード:コーヒー協同組合の事例から」児玉由佳、『グローバル化と途上国の小農』 重冨真一編/JETRO 2007 年
季刊at11号「特集:コーヒー産業の現在」 太田出版



ケータイの一生 ― ケータイを通して知る 私と世界のつながり
 
開発教育協会 発行 2007
企画・制作:石川一喜(拓殖大学国際開発教育センター)、西あい(開発教育協会)、吉田里織(高校家庭科教員)
対象:中学生以上

 わたしたちに身近な携帯電話。この「安くて手軽で便利」な小さな塊の裏側にはどんな世界があるのでしょう。原料を巡っての争奪戦、部品製造工場での労働問題、環境問題、そしてリサイクル問題・・・。手のひらサイズの小さな塊から、現代のグローバル化社会、大量消費社会が抱えている様々な問題が見えてきます。
 この教材はケータイの生産、利用、廃棄に関わる10のワークから構成されており。全ての学習活動は参加型で行われるようになっています。ケータイの製造から廃棄までを多面的な切り口から捉え、「モノにつながる人々や環境を想像する力」、「問題やその背景を知り構造を理解する力」、「状況改善に向け行動する力」を育みます。

 授業で、市民活動で、ぜひご活用ください。 


参加型学習で世界を感じる参加型学習で世界を感じる?開発教育実践ハンドブック
開発教育協会制作・発行 2003.8

開発教育の手法と学習プログラムとが学べる、実践のためのハンドブック。前半は参加型学習の基本的な手法や事例を紹介した、開発教育の実践マニュアル。後半では、開発教育を「総合的な学習の時間」などで扱うための、学習プログラムと教材を12のテーマでまとめました。テーマは、食、こども、環境、貧困など。
 


パーム油のはなし?パーム油のはなし?「地球にやさしい」ってなんだろう?改訂版
開発教育協会 制作・発行 2005.8

冊子と写真、紙芝居などがついた教材キットもあります。
ポテトチップス、チョコレート、カップラーメン、アイスクリームなどの原料になっているパーム油を通して、生産国で起こっている問題を知り、その問題の構造を理解し、さらに私たちの消費社会とのつながりを理解し、何ができるかを考えることをねらいとしています。旧版発行以降、変化のあったデータの改訂や、新しい写真を加えました。   
 


世界がもし100人の村だったら ワークショップ版 世界がもし100人の村だったら
開発教育協会 制作・発行 2003.3 B5判 47ページ

ベストセラーになった『世界がもし100人の村だったら』(マガジンハウス刊)の情報を活用して行ったワークショップをもとに、開発教育の参加型学習教材が誕生しました。




ご購入は開発教育協会のホームページで


アフリカ日本協議会事務局長 斉藤龍一郎さんのお薦め

アフリカン・ポップスの誘惑 多摩アフリカセンター編 春風社 *2007年

お葬式が出会いの場で、徹夜で踊りまくるという話に、何だか感動しました。最後にエイズで亡くなった人気歌手の「エイズに気をつけろ」という歌の全訳が掲載されているのも買いです。

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アフリカの医療・障害・ジェンダー―ナイジェリア社会への新たな複眼的アプローチ 
落合 雄彦, 金田 知子編著 晃洋書房 2007年 

章構成の前半5章は、ナイジェリアにおける精神医療の状況を紹介。植民地期からの歴史、研究機関/医療機関の現状、サバイバー自身の手記と文化人類学者による聴き取りなど、さまざまな視点からのアプローチは、これからの調査/研究の出発点になるだろう。後半5章では、障害者リハビリテーション、ろう者と手話、感染症問題、リプロダクティブ・ヘルス、フィスチュラ問題を概説。「アフリカ障害者の10年」が進行中なので、もっと障害者自身の取り組みや、障害者の自立につながる政策、支援活動の紹介がほしかった。

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マウマウの娘―あるケニア人女性の回想 
ワンボイ・ワイヤキ・オティエノ著 コーラ・アン・プレスリー編 富永 智津子訳 未来社 2007年 

十代でケニア土地解放軍の闘いに参加し、ケニア独立後は政治家としても活躍した女性の自叙伝の前半。後半の翻訳も待たれる。70歳を超えて、ケニア独立の理念を高く掲げた政党を立ち上げた著者から目が離せない。

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開発フロンティアの民族誌―東アフリカ・灌漑計画のなかに生きる人びと 
石井 洋子著 御茶の水書房 2007年 

サブサハラ・アフリカで最も成功したと言われてきた国家的潅漑計画の歴史と、1990年代末から始まった新しい動きを伝える標記の本を興味深く読みました。農民組合によるコメの集荷・販売に対する弾圧によって、個々の農家がどのようにしてコメを販売しているのかを伝える第3部は、八郎潟を埋め立てて誕生した大潟村に入植した人びとの減反反対闘争、自主販売の取り組みを思い浮かべさせました。

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現代アフリカと開発経済学現代アフリカと開発経済学アフリカ 
峯陽一著 日本評論社 1999年11月

英領カリブ海植民地出身で独学で経済学を学び独立したガーナの経済顧問とな ったルイス、ナチス・ドイツのユダヤ人抹殺プログラムを逃れた経験を背景に ナリジェリアの鉄道衰退を分析して退出モデルを提起したハーシュマン、そし て1943年英国支配下のインドで起きたベンガル大飢饉(300万人が餓死)を原 体験として1970年代のエチオピア、サヘル地域の飢饉を分析したアマルティア ・センという3人の「開発経済学者」の仕事を紹介しながら、開発の主体は誰 かを問いかける本。経済学入門者のための雑誌「経済セミナー」の連載をまと めたものなので、特別な予備知識を前提としていません。

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民族紛争を生きる人びと:現代アフリカの国家とマイノリティ民族紛争を生きる人びと:現代アフリカの国家とマイノリティアフリカ 栗本英世著 世界思想社 

著者は、1976年、文化人類学を学ぶ大学院生としてスーダン南部での調査を開 始しました。その後2年間、パリの人々の村に住み込み村の同世代集団の一員 として暮らしているうちに、著者が調査を開始した頃は成立していた南北和平 が崩れ、スーダン南部は再度、内戦の舞台となりました。著者は調査地を離れ るましたが、パリの同世代集団の仲間たちとはおりおり連絡をとっていまし た。彼らは、積極的に銃を取ってパリの村を離れ内戦に参加していったそうで す。彼らの銃を取るという選択は何に基づいているのか、何を目指したものな のか、を問いかけてきた記録がこの本です。連絡を取り合った友人たちの死に あたって著者がしたためた弔辞をも収録した「異色の研究書」です。

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コートジヴォワールで暮らした12カ月アフリカの「小さな国」―コートジヴォワールで暮らした12カ月 大林公子著 集英社 2002年8月

研究者を選んだ夫と一緒に旧ザイール、ブルンジで暮らし、子育てもした著者 が、1999年から2000年にかけて12ヶ月を過ごしたコートジヴォワールからホー ムページを通して発信していた記録をまとめた新書。食材やソースのメモなど 食べ物に関する記述も多く、読んでいるといろいろと食べたくなってきます (アフリカンキッチンアフリカとあわせて読んでみて下さい)。著者がコートジヴォワ ール滞在中に経験したクーデターの記録にも臨場感を感じます。


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アフリカの農村開発に携わる白鳥清志さんのお薦め

都市を飼い慣らす―アフリカの都市人類学「都市を飼い慣らす―アフリカの都市人類学アフリカ 
松田素二、河出書房新社

ナイロビの出稼ぎ民の町と都市社会や出身村との関係を、著者はそこに住み込んで研究しました。ナイロビの出稼ぎ民街の長屋での人々の暮らしの様子が鮮やかに描かれています。こういう本を読むと、人類学は面白そう!と思わずにはいられません。長屋に住む出稼ぎ民たちは自由に都市と農村を行き来し、村にアイデンティティを残しながらも都市をうまく飼いならしています。都市と農村という単純な対比ではなく、出稼ぎ民たちは私たちが考える以上に自由であり、その自由は彼らのどうしようもなさそうな日常のなかでの順応を超えた、まさに状況を飼いならしていく努力によって得られているのです。豊かなのに無力感を感じる多くの日本人にとっては、ナイロビの出稼ぎ民たちの活力と創造性は刺激になるのではないでしょうか。

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図説アフリカ経済図説アフリカ経済アフリカ
平野克己、日本評論社

広大なアフリカの多様な国々と人々の状況を分かりやすく解説している本です。さまざまな統計数字を使って、本来は複雑であるはずのアフリカの現状や世界の中での位置づけと、なぜそこに至っているのかが語られています。アフリカの開発への入門書としてはもちろんのこと、いくらか経験のある人も、時々手にとってアフリカの全体を概観してみることは、新たな発想のきっかけになるかもしれません。

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A Day in the Life of Africa

1983年から行われてきたA Day in the Lifeプロジェクトのアフリカ版で、2002年2月28日に世界中の著名な写真家100名によって撮影されたアフリカ各地の写真集です。TICAD?Vのサイドイベントで、この本に収録されている写真の一部が展示されているのを見ました。ちょうど日本からこの写真集に参加した五十嵐さんが会場に来られ、撮影前のフランスでアフリカからの写真家も多くいた合宿の話や、五十嵐さんの作品であるキリマンジャロ山の話をしました。どの写真にもアフリカの日常が力強く映し出されています。今まで持っていたアフリカのイメージが変わること間違いなしです。プロジェクトを通じて得られた利益は全額、アフリカのエイズ教育プログラム基金に利用されています。(ハードカバー288ページ、日本語抄訳(28ページ)付き)
詳しくは、下記のサイトをご覧ください。

写真の一部は以下のサイトで見ることが出来ます。

http://www.washingtonpost.com/wp-srv/photo/world/africa/index.htm

A Day in the Life of Africaプロジェクトについて
http://www.ditlafrica.com/

アフリカ理解プロジェクト代表の白鳥くるみさんのお薦め

アフリカを知る事典アフリカを知る事典
平凡社/2008年/新訂増補版 5800円

「これ一冊でアフリカがわかる!定評あるロングセラー、アフリカ総合入門事典。アフリカ研究者の方必携の一冊です!」と、これは本屋さんの宣伝文句。確かにインターネットや他の情報ソースをあたっても分からなかった事が、この本に載っていて感謝感激ということがよくある。高価ではあるが、研究者のみならずアフリカ関係者には、それだけの価値がある。


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医者のいないところで:村の健康管理ハンドブック
( A village health care handbook for Africa ) Macmillan/David Werner

「アフリカのお医者さんがいないところで使う本」アフリカの村の保健婦さん(村の人たち、薬局で働く人たち、学校の先生、お母さんや助産婦さんたち)のために書かれた本です。アフリカの多くの村には、クリニックという名前や建物はあっても、医師、薬、治療器具、検査試薬がないところがたくさんあります。簡単な応急処置を知っているかどうかで、生死が分かれることもあります。本は治療方法だけに言及しているのではなく、病気の予防と病人看護、保健衛生、栄養改善、家族計画などについても書かれています。実践書としてだけでなく、アフリカの村に、どのような問題があるのかを知る手がかりにもなる本です。http://wndoc.hp.infoseek.co.jp/で日本語訳を見ることが出来ます。


Tropical Plants
Collins Photo Guide/ Wihelm Lotschert, Gerhard Beese

アフリカで暮らしている人には、おなじみのコリンズ(出版社名)のトロピカル植物・鳥・動物シリーズの一冊です。「トロピカル植物」には、274枚のカラー写真がついています。アフリカで暮らしていて、これは珍しい植物だなあと思ったときには、カメラで撮っておきあとで、コリンズで調べて楽しんでいます。例えば東アフリカではわりとよく見かける「グァテマランルバーブ」の解説には、「痛風にかかった足」なんていう愉快な英語名が付いています。この植物の根元は本当にそういう風に見えるのです。鳥や動物についても、この本がずいぶん参考になりました。いつかコリンズを超える「アフリカ植物ものがたり」の本を出したいなあと思っています。

アフリカ理解プロジェクトがお勧めする本

開発の思想と行動―「責任ある豊かさ」のために 
ロバートチェンバース 明石書店 2007年

開発への関わり方を問い直すための良い道具となってくれるでしょう。





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参加型ワークショップ入門参加型ワークショップ入門アフリカ
ロバート チェンバース (著)・野田 直人 (監訳) 明石書店 2004年
それはそれは楽しい内容の本です。ワークショップを行う人の強力な助っ人になること間違いなし!読み物としても楽しめます。



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地球市民地球市民を育む学習アフリカ 
グラハム・パイク/ディビッド・セルビー 明石書店1997年

なぜ日本がアフリカや途上国に関わらなければならないのか、そういう疑問を持ったことはありませんか。この本の「寓話」のなかに、答えの1つが示されています。

『昔、ある教室での話です。生徒が先生に、反論しています。「グローバルな相互依存や問題、世界のほかの地域にいる人たちの考えや感じていること、していることをなぜ知らなくてはならないのか」と。先生は、夢に50年後の生徒の一人が怒って現れた、と答えました。その生徒は「昔のことや政府のことばかり、詳しく勉強させられたのに、なぜ世界のことはほとんど教えてくれなかったか。平和や安全、生活の質、食料、インフレ、資源の枯渇など、グローバルな相互依存に起因する問題に、おとなになれば毎日直面することを誰も教えてくれなかった」といって怒っていたそうです。「誰からも何の警告もしてもらえず、何も教えられなかった。先生はなぜ僕が、“相互に依存する人類の一員だ”と教えてくれなかったのだろう?」』

アフリカとは直接的には関わりのない本ですが、グローバルな視点を持つことで、アフリカ(途上国)との関係性がみえてきます。私が英国に住んでいた1988年にこの本が出版され、英国の開発教育関係者から良い本だから読むように薦められました。グローバルな視点を持つための理論、活動、環境が掲載されている。ワークショップのための手法が豊富に載っているので、ロバートチェンバースの「Participatory Workshop」でも、参加型トレーニング・ワークショップのアイディアやアドバイスが得られる本として推薦されています。

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