アフリカ理解プロジェクト 総合学習・国際理解・国際協力・開発教育 | ||
■エチオピア式コーヒーの煎れ方 | |
アフリカンキッチン>> 東アフリカ風野菜サラダ (カチュンバリ) タンザニア料理:バナナスープ マリ料理:レモンシチュー チュニジア料理:ブリック タンザニア・ケニア料理:なすのトマト煮 東アフリカ料理:ムシカキ エジプト料理:フムス |
|
コーヒーセレモニーで、エンヤットさんが淹れるコーヒーはとってもおいしいと評判。 日本でも、エチオピア式コーヒーがおいしく飲める方法を一緒に考えてくれました。 |
|
【豆の煎り方】 | |
1.材料と道具を揃えます。 エチオピアモカ生豆(50g)・鉄製フライパン・キッチンタイマー(8〜10分で煎り上げる) |
|
2.生豆をお米を研ぐようにして、銀皮を洗い落とします。 |
|
3.ガスの火は(中弱火)このくらいか、もう少し強め。 (注:エチオピアでは、炭火で専用の鍋で煎るのが一般的) |
|
4.火にかけて熱した鉄製のフライパンに、洗った生豆をそのまま入れます。 |
|
5.タイマーを10分にセットし(煎り時間は8〜9分)、火加減は最初のまま中弱火で煎り始めます。 エンヤットさんが淹れるコーヒーはとってもおいしいと評判。 日本でも、エチオピア式コーヒーがおいしく飲める方法を一緒に考えてくれました。 |
|
6.豆の煎り方のコツは、火加減、待つ、揺する、かき混ぜる。 あられを煎る時と似ています。 3分くらいで豆が色づき始めます。 |
|
7.4〜5分で、煙が出始め、パチパチという豆のはぜ音が始まります。 |
|
8.6分を経過するあたりから、煙が出て香ばしい匂いが漂い始めます。ここまでは、まだゆとりがありますが・・・。 7〜8分あたりから、色の付くスピードが速くなるので、目を離さないように。 火力が強いと思ったら弱め、逆に8〜9分経過してもモクモクしないようなら火力を強めます。 |
|
9.好みにもよりますが、濃い茶色から少し黒味を帯びてきたら、火を止め、すばやくバットなどに広げて冷まします。 エチオピアでは、煎り上がった豆に水を少し振りかけて、煎り過ぎを防ぐこともあります。 煎れていない豆や煎り過ぎの豆は、ここで取り除きます。 煎り方に多少ムラがあっても気にしないのがエチオピア流。 |
|
【豆を挽く】 | |
10.エチオピアでは写真のように、ちいさな木臼と鉄棒をつかい豆を砕きます。 粉末状になるまで丁寧に砕いていきますが、これは実際やってみると、結構たいへん。エチオピアの女性たちが、こんな力仕事も優雅なしぐさでやってしまうのには、いつも感心してしまいます。 木臼や鉄棒の代わりは、少し味は変わりますが、手動や電動のコーヒーミルで、できるだけ細かく挽きます。 |
|
【コーヒーを淹れる】 |
|
11.フィルターでドリップしてもいいのですが、折角ですから、最後までエチオピア流でやってみましょう。エチオピアでは、ジャバナという素焼きのコーヒーポットで煎れます。味は少し落ちますが、ヤカンでも(ホウロウ引きのポットなら、さらに良い)、注ぎ口の付いた鍋でもできます。 ヤカンに水550mlを入れて沸騰させます。火をいったん止めてから、挽いたコーヒー粉(大さじすり切り6杯、好みで調整)を入れます。 フタを取ったまま、弱火にかけて、このまま4−5分煮出します。 |
|
12.火を止めます。ヤカンを斜めに置いて、粉を沈めます。 |
|
13.小さなカップに砂糖(小さじ2杯くらい、好みで)を入れ、写真のように熱いコーヒーを注ぎます。 少し高いところから入れると、沈殿した粉が入りにくくなります。 エチオピア式コーヒーの煎れ方(コーヒー道)は、庶民の知恵も詰まっています。 |
|
コーヒーの発祥地エチオピアのコーヒーの淹れ方、日本バージョンはいかがでしたか? 「ああ、コーヒー豆のジュースだ!」と感じられたら、エチオピアのコーヒーの味です。 『原木のある森 コーヒーのはじまりの物語』には、こんな楽しい話題が満載。 本の注文は、このページから申し込めます。
|
|
|
|