「モカ・エチオピア・ダンスグループ」は、駐日エチオピア大使館の支援のもと、伝統舞踊を通じて、日本とエチオピアの交流を促進しています。アフリカ理解プロジェクトは、JICAのFRGプロジェクトおよびManaBuプロジェクトの協力を得て、プロジェクトが関わるオロミア州の2つの小学校での、「エチオピアと日本の文化交流プログラム」をコーディネートしました。
相手の文化を知り、日本の文化を知ってもらうための「文化交流・国際理解プログラム」。日本の支援で建てられた多くの学校に導入することで、「人の心に残る支援」になっていくのではないでしょうか。
モカ・エチオピア・ダンスグループ
JICA・FRGプロジェクト
JICA・ManaBuプロジェクト
(デラ小学校の文化クラブのメンバーと)
モカ・エチオピア・ダンスグループの用意したプログラムは、エチオピアと日本の文化の類似性に焦点をあてたものです。写真を使った両国の文化の比較、日本の曲でのエチオピアの踊り、エチオピアの曲での日本の踊りはエチオピアの子どもたちにとって分かりやすく、とても喜ばれました。
【日時】 2007年5月3日 9:00-12:00
【実施場所】オロミア州アルシ県ドドタ郡のデラ小学校とイファ・モルトレ小学校
【モカ・エチオピア・ダンスグループ】山本さん、高橋さん
● 当日のプログラム
*デラ小学校
9:00 挨拶
9:10-10:00 第一部
エチオピアの音楽による日本の踊り
エチオピアの踊り
日本の音楽によるエチオピアの踊り
デラ小学校文化クラブメンバーによるエチオピアの踊り
デラ小学校文化クラブメンバーが日本の踊りにトライ
10:00-11:50 第二部
デラ小学校体育クラブメンバーの演技
モカ・エチオピア・ダンスグループの活動紹介
エチオピアと日本の文化の共通点
小学生、先生、コミュニティメンバーによる感想
オロモの食べ物紹介
*イファ・モルトレ小学校
12:00-12:30
挨拶
エチオピアと日本の文化の共通点
日本の踊り
エチオピアの踊り
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デラ小学校の文化クラブのメンバーが、花笠音頭に挑戦しました。
デラ小学校では、JICAの農民支援体制強化計画(FRGプロジェクト)がメルカサ農業試験場の研究員とともに、活動の一環として子どもたちの農業や環境への関心を高めるためにグリーンスクール・プログラムを実施しています。
FRGプロジェクト |
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日本とエチオピアの文化を、「伝統的な踊り」、「学校」、「家族」、「結婚式」、「コーヒーセレモニーと茶道」、「食事」、「首都の様子」を写真で比べ、2つの文化がとてもよく似ていることを説明する山本さん。 |
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エチオピアの子どもたちは踊りが大好き。山本さんと高橋さんの踊りに、デラ小学校の子どもが飛び入り。 |
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今度は、デラ小学校文化クラブのメンバーの踊りに、山本さんと高橋さんが飛び入り。
プログラムには多くの観客(5年生から8年生、デラの住民代表など約1000名)が集まりました。 |
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山本さんと高橋さんは、エチオピア各地の踊り(アムハラ、ティグライ、ソマリ、グラゲ、ワライタなど)を、衣装を変えて披露しました。 |
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デラ小学校文化クラブのメンバーは、オロモの踊りを披露。 |
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イファ・モルトレ小学校に移動して。イファ・モルトレ小学校は開校したばかり。生徒は1年生と2年生だけです。子どもたちは二人の来るのをとても楽しみに待っていました。
イファ・モルトレ小学校は、JICAの住民参加型基礎教育改善計画(ManaBuプロジェクト)の支援により、住民が中心になって建設された学校です。3月に開校式があったばかりです。
ManaBuプロジェクト
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早速、観客の子どもたちも一緒になって踊りだします。 |
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山本さんと高橋さんの文化紹介のミニ授業を熱心に聞くイファ・モルトレ小学校の子どもたち。資料はお二人の手づくり。説明がなくても写真やイラストを使って、理解できるように工夫されています。 |
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衣装の着替えは教室で。5回着替えました。(デラ小学校にて) |
(イファ・モルトレ小学校の子どもたちと)
エチオピアの踊りの詳細は、アフリカ理解プロジェクトが制作した「アフリカンアート&クラフト」(明石書店)に詳しく載っています。
また、NGOの「ンゴマ・ジャパニ」が作成した豆本「エチオピアダンス読本」もご覧下さい。ンゴマ・ジャパニ
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