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「みんなの学校」プロジェクト
(08年リーフレット)




アフリカ・エチオピアの現状

たくさんの女の子に教育を。
なぜ、教育支援が重要か

牧畜民を取巻く環境と教育
気候変動と牧畜民の暮らし
2008年の干ばつ報告

女子学生への支援


これまでの支援実績


エッセイコンテスト

エッセイコンテスト
第1回詩とエッセイコンテスト

第2回詩とエッセイコンテスト

教室建設


オープニングセレモニー

研修・スタディツアー
GSのスタディツアー
支援者のスタディツアー
サイエンスセミナー
NGO-JICA相互研修
エチオピア・日本ダンス交流
みんなの学校訪問レポート


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中学校の教室が建つまで

劣悪な条件下にありながら、カラユ牧畜民自らが地域を変えようとしていること、エチオピアの現地NGO(GTF)が女性や子どもなど、社会的弱者を助けるための活動を行っていることから、私たちアフリカ理解プロジェクトは、GTFとパートナーシップを組み、この事業にエチオピア『みんなの学校』という名前をつけて支援することにしました。

野村さんからの寄付による教材開発・環境教育センターについてはこちら

女性グループと活動するGTF

女性の所得向上プロジェクト

GTFによる農村開発と学校支援
95年に設立したデビティ村の小学校から、GTFの教育支援は始まりました。当時の生徒数は45名。牧畜民のカラユ社会では、子どもたちは貴重な労働力で、家族に教育の重要性を理解してもらうために苦労があったそうです。しかし年々、住民の理解も深まり、生徒数は今では350名を超えるほどに。教育の質においても、進学試験では、郡内でトップクラスになっています。GTFは、このほかにもノンフォーマル小学校、女性のための識字教育、小規模起業、技術訓練など、総合的な農村開発を行っています。
小学校の成功は、カラユの人々に自信と励みを与えました。中学校進学への希望者が多くなったので、同NGOは住民から寄付を募って、近隣の街メタハラに中学校を開校し、現在約380人の生徒がここで学んでいます。しかしこの中学校の教室は4つだけ。午前と午後に分けて授業をしても、1クラスに100人の生徒がすし詰め状態で、環境の悪さからか生徒の成績も芳しくありません。住民がお金を集め教室増設の基礎までは出来上がりましたが、その先の資金のめどがつかずそのまま、何年も放置されていました。

カラユの子ども

ノンフォーマル校に通うカラユ牧畜民の子どもたち

教室を建てるための資金集め
4教室の建設と教具・教材に約500万円の資金が必要と分かり、GTFと動きはじめたのが05年です。アフリカ理解プロジェクトは、これまでの活動資金を助成金に頼らず、自分たちで資金を創り出してきました。パートナーNGOにも援助に頼りすぎず、自主財源の確保を説くのですから、私たち自身もそうでなければならないと思っています。ですが、500万円はすぐに集められる額ではありません。しかし、教室建設は、急を要します。そこでエチオピア日本大使館の行う「草の根無償資金協力申請」をすることを決めました。06年2月にGTFを通じて書類申請を提出、教室建設の3社見積もりも出しました。

GTFと教室建設計画の打合せ
GTFスタッフとミーティング

06年9月草の根無償支援の許可おりる 草の根無償の申請に許可が出たとの報告が06年9月にGTF、大使館の担当者の双方からありました。すぐに4教室の建設が始まりました。06年は、エチオピア国内でのセメント価格が高騰するという事態がおこりました。多くのプロジェクトの建設事業が中断していると聞いていますが、GTFが早めにセメントを確保しておいたことで計画通りに建設が進みました。 長く続く乾季には、40度を超えることもある地域なので、「みんなの学校」の校内には環境教育の一環として多くの木が植えてあります(建設中の教室にはこれから)。窓から見えるファンターレ山の眺望、風通しのよい教室で、生徒たちは勉強に集中することができるでしょう。

教室の建設開始

■07年1月
外壁にペンキが塗られ、教室内部の整備も始まりました。

ペンキが塗られた教室

■07年4月28日
4教室オープニングセレモニー

■人材派遣
教育の質も同時に高めるために、青年外協力隊員派遣の要請し、2008年6月に理数科教師の派遣が決まりました。。

協力隊員派遣のための背景調査
JOCV隊員派遣のための視察

07年最新ニュース>
今後は必要に応じて生活改善、保健衛生、環境教育、村落開発などの人材の要請も検討し、「みんなの学校」を中心として、郡内全体の教育の質を高めていくことが目標です。

野村教材開発・環境教育センターが建つまで

「私のボランティアとしての活動の支援をしてください。人生に悔いを残さない為には、出来るときに、出来ることをしておきたいのです」と、野村さんご家族(愛知)から、多額のご寄付をアフリカ理解プロジェクトにいただいたのは、2006年2月のことです。

私たちはパートナーの現地NGO(GTF)と慎重に協議し、この野村さんから託された資金で、みんなの学校の中学校に「教材開発・環境教育センター」を建設することにしました。教室建設だけでなく、同時に教育の中身(質)もあげていかなければ、よい教育を提供することにはならないからです。

センターの目的と重要性
このセンターは2つの目的を持っています。ひとつはコミュニティーに、環境と収入が深く結びついていることを学んでもらう場を提供することです。カラユの学校は子どもたちの教育のためだけでなく、その枠を超えてコミュニティーのための学校でなければなりません。地域は長い間干ばつに苦しんできました。センターは、環境を保全するための省力技術や農業生産技術を紹介する場所となります。
ふたつ目は、カラユの子どもたちに周りの環境に実践を通じて興味を持たせ、知識を実践に結びつけるプログラムを行なう場所とすることです。カラユの子どもたちは豊かな才能を持っています。こうした隠れた才能を伸ばし、厳しい環境に立ち向かう創造的な知識と技術を身につけるための場として活用します。
センターには専任教師をつけ、教師や地域のリーダーの研修、生徒の実習、地域社会への適正技術の紹介などを行なう予定です。

厳しい環境

センターを建てるための資金
建設費総額:ETB 350,026.13のうち、ETB338,400を負担(野村基金より支出)、残りはGTFとコストシアリングしました。

建設開始

炎天下での作業

センターが建つまで
06年4月 設計図・見積もり確認、発注
06年8月 着工 土台づくり、モニタリング
06年10月 、モニタリング
07年1月、モニタリング

07年3月、完成

土台が出来ました
土台が出来ました

屋根がもうすぐつきます
もうすぐ屋根がつきます


教室と教材開発・環境教育センターの開所式が行われました(2007年4月28日)

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海外プ ロジェクト:たくさんの女の子に教育を!

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