アフリカ理解プロジェクト 総合学習・国際理解・国際協力・開発教育 | ||
■アフリカが抱える課題 ●ミレニアム開発目標(MDGs) 2000年9月ニューヨークで開催された国連ミレニアム・サミットに参加した147の国家元首を含む189の加盟国は、21世紀の国際社会の目標として「国連ミレニアム宣言」を採択し、開発と貧困、環境、人権と良い統治、アフリカの特別なニーズなどを課題として掲げ「21世紀の国連の役割」に関する明確な方向性を示しました。 MDGsは2015年までに達成すべき目標として、以下の8つを挙げています。 1. 極度の貧困と飢餓の撲滅 2. 普遍的初等教育の達成 3. ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上 4. 幼児死亡率の削減 5. 妊産婦の健康の改善 6. HIV/マラリア、そのほかの疾病の蔓延防止 7. 環境の持続可能性の確保 8. 開発のためのグローバル・パートナーシップの推進 ■アフリカ理解プロジェクトの試み アフリカ理解プロジェクトは、サハラ以南アフリカの中でも特に厳しい状況下におかれている牧畜民コミュニティでの農村開発や教育支援を通じて、「MDGs」に取り組んでいます。また、教育支援などを通じて*「開発教育」の取り組みも行っています。 *多様性の尊重、開発問題の現状と理解、地球的課題の関連性の理解、世界と私たちのつながりの理解、私たちのとりくみ(参加の能力と態度を養う)。 ●教育を受ける機会の拡大、貧困・飢餓の撲滅 教育を受けることで、貧困や病気から脱することができ、就業の機会や選択肢が増え、社会へ意見を反映させることができます。サブサハラ以南アフリカの就学率は、世界最下位の37%(03年UNDP)。エチオピアの初等教育の就学率は96年の30%から、現在70%へと大きく伸びていますが、牧畜民地域では、就学率は*15〜20%(女子はさらに低い)にとどまり深刻な状況です。 ●女子教育推進を通じたジェンダーの平等と女性の地位向上 女子教育は、子どもの死亡率を低下させ、健康と栄養を向上させ、人口増加も抑えることがこれまで証明されています。しかし、女の子は男の子よりも教育のアクセスが限られており、特に牧畜民地域では女の子の就学率は5人に1人の割合にとどまっています。ジェンダーの格差が大きいエチオピアでは、男女とも就学率は伸びているものの男の子の伸びが大きいため、女の子との格差は広がっているのが現状です。女子教育は、女の子の教育というだけにとどまらず、女性の地位の向上と平等にも役立っています。 アフリカ理解プロジェクトと*現地NGOのGTFが行う教育支援「エチオピアみんなの学校」プロジェクトでは、教室・センター建設、女子寮の設置、奨学金制度、牧畜民の暮らしに合わせたフレキシブルな時間割と勉学体制、ノンフォーマル校の設置などで、女子教育の推進と教育の機会の拡大をはかっています。 *Gundina Tumsa Fundation(GTF) http://www.gtf.org.et ●環境と生活 貧しい人たちの多くは、生活の糧の多くを自然環境から得ています。そのため、環境の悪化によって最も被害をうけるのは、貧しい人たちです。一方で、拡大し続ける消費によって、汚染物や廃棄物が生み出され、再生可能な資源が枯渇し、劣化を招いています。環境破壊を食い止めるためには、貧しい人たちの生産性を向上させていくとともに、富裕国の大量消費のあり方を変えていく必要があります。 アフリカ理解プロジェクトは、1.地域住民に環境と収入が深く結びついていることを学ぶ場を提供 2.干ばつで苦しむ地域の住民に環境を保全するための省力技術や農業生産技術を紹介する場、として「環境教育センター」を建設しました。このセンターを起点として、地域での環境保全の試みが始まっています。
■Gundina Tumsa Fundation (GTF) http://www.gtf.org.et 自然条件が厳しくしばしば旱魃に見舞われるKarayu地域で、1994年から農村開発支援を行っているNGOです。活動の中でも、特に識字・女子教育に力を入れ成果をあげています。 募集!プロジェクトのサポーターやボランティアしませんか?>>
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「みんなの学校」プロジェクト (08年リーフレット)
気候変動と牧畜民の暮らし 2008年の干ばつ報告
これまでの支援実績
第1回詩とエッセイコンテスト 第2回詩とエッセイコンテスト
オープニングセレモニー
支援者のスタディツアー サイエンスセミナー NGO-JICA相互研修 みんなの学校訪問レポート S U P P O R T 「みんなの学校」に協力したい-->> オリジナルグッズ購入でサポート |
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